太陽の下
[辻 勇吾の場合](3/3)












俺がアヤちゃんのスカートをめくるまでして


あの職員室を出たのには訳がある。













一つは、めんどくさかったから。





職員室で座ることも出来ずにタラタラ話を聞くなんて、

めんどくさいし、つまらない。









二つ目は、ピアスを外したくなかったから。





中3の半ばに開けたそれは、数を順調に増やして

今は右に4つ左に3つ。



ピアスしてるからって、俺が誰に迷惑かけるっての?









三つ目は、・・・まぁこれが多分最大の理由。






野球部に入部する為。















チャラチャラしてるとか、女好きだとか、

周りにそうよく言われる。



だから野球をしていると言えば周りは皆驚く。







野球はやっぱ、"青春"ってイメージ?みたいなもんが誰にだってあるから。











・・・・俺が青春して何が悪い。



って言うつもりなんてさらさら無いけど

野球は小さい頃からやってるし、嫌いじゃない。







やらないわけが無い。




むしろ、俺が真剣になれるのは一生で野球だけだ。きっと、死ぬまで。











・・・ってくらい、俺は野球が好きらしい。













だから、俺は野球部に入部する。








ここ、千葉県立八重樫高校には今まで野球部は無かった。



だから部員は1年だけ。先輩は居ない。










ここの高校を選んだ動機は、それだ。























自由に出来るし、上に気を遣う必要も無い。

それに何より、3年間ずっとレギュラーで居ることが出来る。







そういうのとか色々考えて、俺はここに進学することに決めた。








やっぱ試合には、出たいでしょ。誰でも。
















そんなことを考えていると、グランドに人だかりが出来ていることに気付いた。




そこにはバットを持った人、ボールを持った奴が数名居る。




パッと見、多分あの場所に居るのは・・・10人以上20人以下。



予想はしてたけど、やっぱ人数少ないんだな。


入部希望者って。












ふーん。いいね、面白いんじゃない?
















「入部希望のモンですけどー」













俺はそう言って、その輪の中に入っていった。



 - 3 -
もどる[*][#]すすむ
しおり
/191 n
⇒作品艫激rュー
⇒モバスペ脾ook
[←戻る]